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仕事の幅を広げられる資格取得

チェックポイント

仕事の幅を広げるには、スキルアップは欠かせない。担当できる範囲が広がれば、新しい仕事をもらえるチャンスが増えるからだ。
仕事を割り振る上司から仕事をもらうための手段として、取得した資格でスキルをアピールする方法がある。IT業界で働く人におすすめの資格を紹介したい。

資格SEなら必須「基本情報技術者試験」

国家試験である「基本情報技術者試験」。IT業界で技術職をしているなら、持っていて当たり前と思われるぐらい、基礎的な知識に関する資格である。

とはいえ、合格率は低く難易度の高い資格だと思う。IPA(情報処理推進機構)のプレス発表によると平成31年春期の合格率は、IT系企業従事者で20.3%と低い。具体的な数字だと受験者数15,577人中、3,156人が合格したとあった。

参考:IPA 情報処理推進機構プレス発表

内容としては、プログラミング・アルゴリズムなど、幅広い基礎知識を必要とする「テクノロジ系」や、プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントの問題を出題する「マネジメント系」、システム戦略や企画に関する問題が出題される「ストラテジ系」の内容となっている。さらに、ハードウェアやソフトウェアに関する「コンピュータシステムや設計・開発」、そして「情報セキュリティ」、数値計算の問題「データ構造及びアルゴリズム」などなど、本当に幅広い。

似たような資格に「ITパスポート」という資格があるが、どちらかというと“ITを利用する側”のリテラシーに関する資格だ。基本情報技術者試験は、IT技術を提供する側の心得を取得する資格である。

スペシャリスト系資格なら

ビックデータを取り扱う時代に求められる資格として「データベーススペシャリスト(DB)」はおすすめだ。データベース構築や運営知識があると認定される資格である。企業活動を支える膨大なデータを管理したり質の高いデータベースの構築をしたりするスキルを身につけられる。データ分析基盤のサービスやデータベース管理者などの、インフラ系エンジニアを目指す人にぴったりの資格だ。

ベンダー系資格なら

プログラミング技術があると認定してくれる「Javaプログラミング能力認定試験」。Javaに関する基礎知識や、プログラミング技術があると認められる資格である。1級から3級までレベルが分かれており、段階的にスキルを取得する構成だ。最近ではシステム開発やWeb開発、アプリケーション開発など幅広い分野でJava言語を使っている。Javaに特化したエンジニアを目指す人におすすめできる資格だ。

仕事の幅を広げたいと考えるなら、その業界で定番としている資格や信頼のおける国家資格など、積極的に資格取得していくといいだろう。