ChatGPTとはなにか?
ChatGPTとは、OpenAIによって開発された人工知能チャットボットだ。
リリース後、様々な分野の質問に自然な言葉で回答ができる対話が形AIとして注目されている。
ChatGPTは質問に対する解答だけでなく、質問者に対するアドバイスや提案なども行うことができる。
たとえば「○○に対処する方法を教えてください」と入力すると、複数のアドバイスを提示してくれるのだ。
アドバイスの数を指定して質問することも可能だ。
ChatGPTは、翻訳をすることもできる。
「以下の英文を翻訳してください」と入力すれば、それまでの翻訳ツールよりも自然な翻訳文を生成してくれる。
ChatGPTは収集した情報を要約することもできる。
著名人や企業、市場規模などについて「情報を整理してください」と入力すると、要約した形で回答してくれる。
質問者が質問しなかったものの、必要だと判断した情報も提供してくれる。
文章を創作することも可能で、「○○というテーマの小説の冒頭の文章を書いてください」「○○と△△が登場する話を書いてください」と入力すれば、自然な言葉づかいで創作した小説を書いてくれる。
ChatGPTは雑談にも対応しており、「お話ししましょう」と入力すると「いいですね。何について話しますか?」といった返事があり、更に入力していくとその都度、返答があり会話を続けられる。
ChatGPTの仕組み
ChatGPT には、その土台となるInstructGPT というのがある。
InstructGPTの最初のステップは、ユーザーの入力に対する出力を人間が作成し、入出力の組み合わせ使って言語モデルを再度学習させることだ。
次のステップで回答の適切さを評価するためのデータを作成する。
入力に対して複数個の出力を準備し、それを評価し順位付けしたデータを作る。
次に、これらのデータを使って、適切さの順位付けができるような機械学習モデルを作る。
このモデルを使って強化学習を行うことで、より自然で適切な回答ができるようになる。
ChatGPTの使い方
まずOpenAIの「Introducing ChatGPT」というタイトルのページを開き、「Try ChatGPT」のボタンからログインページに飛ぶ。
それから「Sign up」をクリックして、必要事項を入力すれば登録できる。
登録が終わったら、画面の下にある入力ウインドに質問などを入力し使い始めることができる。
ChatGPT のGPT-4を利用したい場合は、「ChatGPT Plus」に申し込む必要があるが、こちらは有料である。
「Upgrade to Plus」のボタンをクリックし、クレジットカードの情報を入力することで使用可能になる。
GPT-4は無料版よりも回答の信頼性と創造性が高いという特徴がある。
ただし、回答を得るまでに時間がかかり、一定時間にできる質問の数にも制限がある。