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妻との出会いは大学時代

勉強熱心な女性

妻とは大学時代、社会人スキルを身につけるために通っていたゼミで知り合った。今でこそ情報収取のため、自宅のデスクに張り付いている自分だが、大学生時代はアクティブでやんちゃキャラだったので、モテていたと思う。その甲斐あって妻をツーリングデートに誘うのには、苦労しなかった。

恋愛とロジカル思考

妻を好きになったのは「知的な笑顔が素敵」なところに一目惚れしたからだ。アプローチするまで、ゼミの課題や研究、授業内容が手に着かなかったのを覚えている。
ここで不思議なのは、論理的な思考で考える自分が不覚にも「一目惚れ」したところだ。

妻を好きになる過程をロジカル思考で考えるとしたら、妻を好きになる条件や理由、気持ちが高まるプロセスがあって初めて好きになるはずだ。妻との恋愛はその過程をすべて飛ばしてでも、手にしたかったのだろう。好きな気持ちに理由も根拠も何もなかったのだ。

妻への一目惚れは、自分にとって不可解だった。恋愛の言葉に「好きに理由なんかいらない」という決まり文句がある。その言葉をスルーしていた自分が、それを証明してしまったのだ。

妻にとってこの話は、全く失礼な話だ「なぜ君を好きになったのか、不可解だ」と怪奇現象かのように感じている。「自分の気持ちに正直になれよ」と思うかもしれないが、学生時代の自分は頭が凝り固まっていたのだろう。

安心して欲しい。大人になって素直に「恋愛は数字で語れない」と考えている。だから、恋愛には答えがない。といえば、思考はだいぶ楽になった。つまり、自分は恋愛というテーマについて一生語れないのだ。いつかしっくりとくる恋愛論を聞いてみたい。

晩婚夫婦のように

妻とは長い付き合いもあって、今は晩婚夫婦のような落ち着きで過ごしている。一般的にいう「幸せ全開です♪」というような新婚生活は自分達にはなかった。

若い頃は自分のバイクに2人でまたがり、目的地も決めないままツーリングにでかけた。どこに行くというより一緒にいる時間が楽しくてたまらなかったのだろう。走行しているバイクのエンジン音にも負けず大きな声で会話をして、しょうもないジョークでゲラゲラ笑っていた。

お互い社会人になっても、相変わらずの仲だ。長い付き合いの中で、新婚夫婦のような日々に満足していたのかもしれない。よって精神的にも経済的にもステップアップした私達は、晩婚夫婦のように落ち着いているのだろう。このまま順調に夫婦で協力し合い、そう遠くはないマイホーム購入の夢を見ている。