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目覚ましい普及を見せるフードデリバリー

アメリカ発の業界トップランナー・ウーバーイーツ

コロナ禍にあって緊急事態宣言で外食不可になったり、飲食店での店内飲食が禁止または制限された中、需要が躍進したオンラインサービスの1つがフードデリバリーサービスではないだろうか。
外出せずともおいしいお店の料理を自宅まで届けてくれるとあって、ステイホーム中の楽しみの1つとして定着した印象がある。
ここでは、中でも特徴のある代表的なサービスを紹介しよう。

フードデリバリーサービスブームの火付け役であり、最も知名度が高く利用もされている業界の雄は、アメリカで流行したスタイルをそのまま日本の都市でも踏襲したウーバーイーツ(Uber Eats)だろう。
日本のデリバリーサービスであるいわゆる「出前」は従来そのお店の従業員が配達を行っていたが、ウーバーイーツは独立した配達パートナーが不特定多数の飲食店から配達の依頼を受けるという外注スタイルが画期的だった。

あの特徴的な四角い箱を背負って自転車やバイクで配達するパートナーたちの姿は、日本の都市部のあちこちで見られるようになり、すでに日本社会にも浸透した印象だ。
飲食店にとっても高額な導入コストがいらずに登録できるため、大手外食チェーン以外の個性的な個人のお店への注文が可能なメリットも支持されている。

キャンペーンが豊富なdデリバリー

次に紹介するdデリバリーは、NTTドコモが運営するフードデリバリーサービスだ。
大手外食チェーンを中心に加盟している飲食店数は国内最大規模であり、20種類以上のジャンルから選べるメニューを注文できる。
最大の特徴は、ドコモユーザーにとっては面倒な登録が不要な上、ドコモ払いで支払いができ、かつ注文する度にdポイントが貯まっていくことだ。

そしてもう1つの特徴が、そのユーザーの購買意欲を刺激するお得なキャンペーンの豊富さである。
サービス全体を対象にした○○円分無料クーポンをはじめ、各飲食店ごとの独自のクーポンなど、とにかくお得にフードデリバリーを利用したい人にとっては利用頻度が上がる要素がそろっている。

テレビCM効果により知名度抜群の出前館

最後に、ダウンタウンの浜ちゃんが歌うメロディーが頭に残るテレビCMで、フードデリバリーサービス業界の中でも突出した認知度を誇るのが出前館だ。
日本では最大の出前サイトを運営しており、LINEとも提携開始したためユーザー数が非常に多いのが特徴だ。

LINEとの緊密な提携に関しては、出前館での注文でLINEポイントが貯まり、各種ギフト券に交換したりLINE Payの決算に使用することも可能だ。
新聞配達、または宅配ピザや宅配スシの大手チェーン企業と配送業務提携を行っているため、必然的に大手外食チェーン店の登録が多く個人の飲食店の登録は少ない面がある。